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「人類はこれからどうなるのか」という未来の予想を書いた本。
人類は古来より「飢餓」「病気」「戦争」の3つと常に戦い続けてきたが、
テクノロジーが発展した現代においてこの3つは既に克服している。
そんな人類が次に求めるものは「不死」「幸福」「神格化」の3つ。
タイトルにある「ホモ・デウス」の「デウス」とは「神」という意味。
近い将来人類は自らが神となり、この世界を、そして自分自身をも作り替えていくことを目指す。
上巻では人類は今後どうなっていくのかという話ではなく、
心や魂といった物は目には見えないがそもそも本当に実在しているのか、
過去の歴史の中で科学や宗教がどのような影響を与えてきたのか、といった話を通じて、
いかにして人類は世界を変えられる程の強大な力を手に入れることが出来たのかという話が描かれている。
下巻はまた後日読みます。